ニュース

2024年4月1日:株式会社インコム 月刊製品情報誌 ProductNavi 2024年4月号 page.7 にて本カメラをご紹介いただきました。
2024年3月8日:雑誌トランジスタ技術2024年4月号の新製品紹介ページにて本カメラをご紹介いただきました。
2024年1月22日:プレスリリース配信(PRTIMES)を行いました。
2024年1月17日:2Dバーコード、QRコードの認識のデモ動画を追加しました。
2023年12月22日:相鉄高架下商業施設「星天qlay」で本エッジAIカメラを用いた人流データ測定実証実験を行っています。
 ㈱相鉄アーバンクリエイツ, ㈱相鉄ビルマネジメント によるニュースリリース

2023年10-12月:展示会 CEATEC2023, EdgeTech+2023, 新ものづくり新サービス展 で本カメラを展示しました。
EdgeTech+2023 ではセミナー講演も行いました。配布資料はこちらからダウンロードできます。

当社のエッジAIの取り組み

当社は省リソースの組み込み製品向けの設計、AIモデル開発を得意とします。
Canaan社K210では、世界唯一の姿勢検出デモを公開しています。
その他、多くのエッジAIチップで評価・モデル開発して参りました。

技術ブログ

(MiniWattVisionでは使用していないものも紹介しています)
ADI-MAX78000を使ってみる
Canaan-K230を使ってみる (micropython編)
TensorFlow Lite カスタムデリゲートでConv2dを実装しmobilenetで画像識別

超小型, 超低消費電力エッジAIカメラ : MiniWattVision

消費電力の低さと、実用的なFPSとを両立した、可視光画像センサによるエッジAIカメラです。
画像センサとAI処理チップ2種類を内蔵し、本カメラ単体で画像認識が可能です。
また情報出力のためのUSB, BLE、およびバッテリも内蔵し、本カメラ単体で完全にワイヤレスで、認識・結果送信が可能です。

本カメラは現在試作の状態です。カメラは一つの形であり、販売形態としては、中のボードのみ販売、ハード・ソフトを選択して販売など、カスタマイズした対応が可能です。

MiniWattVisionの特徴

  • クラウドを用いずエッジでの処理で完結し、撮影画像はその場で廃棄するため、プライバシー保護が容易
  • 世界最小レベルの超低消費電力動作とFPS:物体検出 50mA @ 10FPS, 物体検出+詳細認識 80mA @ 5FPS (ボード全体, 画像センサを含む電力)
  • 電力線不要、バッテリー長時間動作。さらに複数のスリープモードによる省電力動作が可能USBからの給電も可能。
  • 小型であるため設置が容易
  • 一般的なAIチップのように熱くならない、ヒートシンク等が不要

用途例1 : 人や車の検出、カウント、通過数カウント

カメラ前の人や車を検出したり、追跡して、通過する物の数をカウントすることができます。
以下のデモ映像では、人物を検出・追跡し、左に動く人の数と、右に動く数とをカウントしています。
何を検出するかは、AIモデルを変更することで変更可能です。例えばペットボトルを検出することも可能です。
  → 人流計測、交通量調査、人がいないか自動チェック、などに。

※ デモ映像における右のカラー画像は、本カメラの撮像ではありません。本カメラと並列に設置した一般のカラーカメラの映像で、本カメラがどのようなシーンを撮影しているか可視化するために撮影しています。本カメラは基本的には映像を残さない運用をするカメラであり、人が何人いたか、といった意味のあるデータを残します。デモ映像における左の画像は、黒背景に、この人の位置情報のみを可視化した画像になります。設定次第で、本カメラは画像を出力することも可能です。

人流計測・交通量調査
カメラ前の仮想線(Virtual line)と呼ばれる線を跨いだ数を計測することが可能です。これにより人流計測/交通量調査などに応用できます。
取得データは蓄積しておき、後で取り出して統計分析をします。例えば時間経過に対する通過数を、以下のようなグラフに可視化できます。

用途例2:人物顔の属性判定

人物の顔を「検出」し、さらにその性別・年齢といった属性を推定するような詳細認識が可能です。
他に顔の向き推定や、顔認識(セキュリティ用途ではなく、数十人程度から誰かを判別する、入退室管理向け等)が可能となります。
  → サイネージ、マーケティング、入退室管理、などに。

※ デモ映像では、右の画像を本カメラに見せた時の結果を可視化したものを、左画像に表示しています。

用途例3:マーカー,QRコード,メーター 等の読み取り

EAN-13等の2Dバーコード、およびQRコードの認識が現状可能です。
以下のデモ動画では画面右下にカメラが上向きに設置してあり、EAN-13 や QRコード を認識しています。同時に物体検出機能も動作しており、人・顔の検出も行っています。


こういったシーンに

  • バッテリー動作、可搬性が必要な場所に。
  • 既存製品への後付けモジュールとして。
  • 従来、人が定期的に見ていた場所を、人に代わって見る目として。
  • リッチなAIではなく、ちょっとしたAI解析を、安価・低電力で。


お問い合わせ先:株式会社Acculus: info@acculus.jp